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惣菜勝手レポート(7/8)

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7. SNS映え——インスタ・TikTokと惣菜

惣菜売場で商品の「盛付例」を掲示している企業は、ほとんど見当たらない。

主婦がスーパーで惣菜を購入して帰宅したとき、パック容器のままテーブルに並べる人はどれほどいるだろうか。大半の人は皿に移し替え、見栄えを整えてから食卓に出す。その際に「こんなふうに盛り付けると豪華に見える」という盛付例が売場にあれば、購買の後押しになるだけでなく、「またあの店の惣菜を買おう」というリピート購買にもつながる。人間は考えることを省略したい生き物だ。主婦の「どうしよう」というストレスを解消してあげることが、顧客満足向上の第一歩になる。

かつては「インスタ映え」という言葉が流行し、飲食店では見映えのある盛付や内装が競われた。現在はさらに TikTok・YouTube Shortsなどの短尺動画SNS が購買行動に強く影響するようになっている。スーパーマーケットの惣菜でも「この商品はこんなに豪華に盛れる」「この2品を合わせると彩りが完璧になる」といったコンテンツを発信することで、来店前の購買意欲を喚起できる。

具体的には以下の施策が考えられる。

  • 売場に盛付例のPOPを掲示し、関連商品を合わせて陳列する(クロスMD)
  • 「この惣菜+この野菜+このソースで映える一皿が完成」という販促提案をPOP化
  • 店舗のSNSアカウントで惣菜の盛付動画を定期投稿し、レシピ・アレンジを発信
  • お客様が撮影・投稿したくなるような「フォトジェニックな惣菜」の商品開発

一部の他部門(青果・デリカ等)では、豪華な盛付や工夫したラベルで視覚訴求をしている事例もある。しかし惣菜部門に限っていえば、SNSを意識した販促はまだ十分でない。むしろ惣菜担当者が最も苦手としている領域だとも言える。時代を読む力と商品開発の工夫が、今まさに求められている。

目次

  1. グローサラント
  2. 中食市場が拡大した理由
  3. 寿司の不思議
  4. 土用丑の日
  5. 汚い惣菜キッチン
  6. 総菜売り場のカラーコントロール
  7. インスタ映え
  8. ネット(宅配)と総菜

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