「MOTを活用したマネジメント研修体験セミナー」開催レポート

「MOTを活用したマネジメント研修体験セミナー」開催レポート

3時間でわかる研修体験セミナー 開催レポート
「MOTを活用したマネジメント研修」

12月21日(火)に「3時間でわかる研修体験セミナー『MOTを活用したマネジメント研修』」を開催いたしました。
セミナーでは、本研修のねらいと特長を説明し、実際の研修で行うMOTのフレームワークと各論を紹介しました。

研修のねらいと特長

1.研修のねらい

本研修は、MOTの基本的考え方から実践法までを体系的に学び、研究・開発から新商品・新事業化までを結びつけ、成功する確率を高めることをねらいとしています。

大きく経営環境が変化している日本企業、特に製造業が勝ち残っていくには、新商品開発や新規事業開発が不可欠です。これを実現し、利益を生み出すには戦略的に技術をマネジメントすることが求められます。
1980年代、アメリカの大学で生まれたMOT(Management Of Technology)コースは、技術と経営の両方を理解し、事業化に結びつけることができる人材を多数輩出しました。産学官連携などビジネスの現場でMOTを実践したことにより、アメリカは世界における産業競争力を回復させることができました。
成功を受け日本でもMOTを導入しましたが、技術の生産管理、技術者の経営学というように様々な解釈で学術的に用いられているのが現状です。一部の大企業で実施されていますが、MOTの必要性を認識していても導入・実践している企業は多くありません。

そこで弊社では、MOTを現場で実践できる人材を育成する研修プログラムを開発しました。技術を主体にマネジメントし、研究・開発の成果をいかに新商品・新事業に結びつけるかまでを扱うという意味で、弊社では「実践MOT」という言葉を使用しています。

技術者やマネジャーにとっては、MOTの方法論とスキルの獲得、研究・開発志向からビジネス(顧客)志向への意識改革、実際のビジネスでの事業展開への応用が期待できます。
また、企業にとっては、実際の新事業・新商品化といったイノベーションの実現、付加価値と業績向上、さらに経営と業務の可視化・共有化が可能になることで、企業構造や風土改革へもつながります。

2.研修の特長

研修は対象者別に、「プロフェッショナルコース」、「MOTビジネスリーダーコース」、「新入社員コース」の3つがあります。
プロフェッショナルコースは、大企業向け全10回コースで、研究開発から付加価値を創造するイノベーション型企業へ変革するための実践的な研修です。
MOTビジネスリーダーコースは、中小企業向け全6回コースで、MOT全般が修得できる実践MOTコースと、応用編のロードマップ・ビジネスプラン作成コースがあります。
新入社員コースは、全製造業の新入社員向け全6回コースで、競争に勝つために重要なMOTの考え方と実践法について事例を中心に学習します。

プロフェッショナルコースと、MOTビジネスリーダーコースでは、自分自身が関わっている研究・開発・事業化をテーマに演習を行います。講師が事前の打合せで経営方針や人材育成方針、使用する事例や、事業化における問題点などを伺った上で研修をカスタマイズするため、内容は非常に実践的です。
研修では、座学で知識を得、具体的なテーマについてのグループ討議で知恵を出し合います。技術者の具体的なアクションプランを作成する学習項目もあり、企業家精神を持った自立型人材への意識改革を促す内容となっています。

研修体験の様子

セミナーでは、プロフェッショナルコースを例に、すべての研修項目の概要と、学習内容について、実際に使用するテキストの一部を用いながらフレームワークや具体的な戦略手法について解説しました。この中から、2つのポイントを紹介します。

1.事業化・産業化のプロセスと障壁

技術をもとに産業化するプロセスでは、研究→開発→事業化→産業化4つのステージを経ます。ステージごとの実施事項を整理し、それぞれに関係する企業内組織と、売上・費用の規模を把握しておくことが必要です。
また、産業化に至るまでの各ステージ間にある障壁(溝)についても知っておかなければなりません。研究と開発の間には、一つ目の障壁「魔の川(デビルリバー)」、開発と事業化の間には、二つ目の障壁「死の谷(ディスバレー)」、事業化と産業化の間には、三つ目の障壁「ダーウィンの海」があります。

それぞれの原因と克服手段を事前に検討しておくことが成功の確率を高めること、またステージに応じたマネジメントを行うことの重要性を指摘しました。

2.「機能」と「ベネフィット」

MOTは現市場にないものを、顧客のニーズに合うように商品化し、提供していきます。そこでポイントになるのが「機能」と「ベネフィット」です。

技術者がお客様や協力会社に対して商品化・事業化を提案する際には、機能や技術の説明を中心に話をします。ところが、市場にない技術や機能について、いくら機能を説明されても相手はイメージしにくく、よさがわかりません。

そこで、機能によってもたらされるお客様・ユーザーにとっての得、満足、便利(べネフィット)を中心に話をします。技術のみを提案した場合、その技術が必要ではないと判断されれば、即座に商談は終了です。勘のよい相手であれば、同じ技術を持つ企業に安く発注する可能性もあります。

ベネフィットを話すことで、技術の詳細が流出することなく、「ベネフィットについてはよいが、もう少しこのような機能があってはどうか」など技術的な可能性が計れる具体的な会話ができます。

技術オタクにならず、使用する側のスキルを理解し、ベネフィットを説明できる提案型のマネジメントを行うための考え方や思考法についても解説しました。

受講者の感想

ご参加いただいた受講者の方々からは、以下のようなご意見をいただきました。

受講者の声(抜粋、要約)

  • 直接には、産学官連携、企業支援を担当している部署の職員向けかと思いましたが、役付職員のマネジメント力向上、一般職員のキャリア開発にも応用できそうだと思いました
  • 本プログラムの内容について関連部署に紹介したい

当日、ご多忙の中ご来場いただいた皆様には改めて感謝を申し上げます。
今後も、人材育成に関するセミナーを開催いたします。
詳しい情報については、こちらのHPでご案内いたしますので、ぜひご覧ください。

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