事例紹介:第一三共株式会社様

第一三共株式会社様

 ストレスチェック組織診断の判定とコメントを活用して
各部署のマネージャーが対策・改善を。

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第一三共株式会社様は、病院や調剤薬局等で処方される医療用医薬品の事業を中核としつつ、その研究開発力・マーケティング力を基盤として、ジェネリック医薬品事業、ワクチン事業、OTC医薬品事業の4つの事業をグループ全体で推進する製薬会社です。
自社の労働安全衛生にも積極的に取り組まれており、ストレスチェックに関しても以前より実施されていました。2016年度より日本コンサルタントグループ(以下、ニッコン)のストレスチェック診断プログラムを導入していただきましたが、その理由や実際の運営などについてご担当者様にお話をお伺いしました。

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最重要視したのは、組織診断のコメント

――貴社のメンタルヘルスに対する取り組みをお教えください。

山本様)当社では各事業所に産業医を配置するとともに、EAP(従業員の心の健康をサポートするメンタルヘルスケアの従業員支援プログラム)によるカウンセラー派遣や社外相談窓口の設置により、いつでも相談できるメンタルヘルス体制を整えています。また、過去よりストレスチェックを行い、心の健康づくりとしてセルフケア、ラインケアに取り組んできました。メンタル不調によるパフォーマンスや生産性の低下を防ぐことはもちろんですが、健康関連産業である当社としては、社員一人ひとりが生き生きと働ける環境でありたい、というのが私たち人事部の願いであり目標です。

――2016年度よりニッコンのストレスチェックに切り替えたのは、どのような理由からでしょうか。

山本様)私自身は2015年度からストレスチェックの担当になったのですが、アウトプットされた組織診断の判定結果を見て疑問を感じたのは「働きがい」「同僚のサポート」など各項目の素点が記載されているものの、この判定結果を各部署のマネージャーにフィードバックしても解釈に困る可能性を感じました。実際、各部署からはこの判定結果をどう活用していいかわからないという意見があがってきました。そこで、2016年度は組織診断の判定についてきちんと解説されているニッコンのシステムを導入しました。

組織診断結果サンプル

――組織診断の判定に関してコメントが付与されているシステムは他社にはなかったのでしょうか。

山本様)システム変更に際しては、ストレスチェックのサービスを提供している15社ほどの業者さんから、さまざまなご提案をいただきましたが、組織診断に関するコメントが無いか、満足する内容ではなく、診断結果に応じてきめ細かく傾向、対応法、今後の方向性などの処方箋がコメントされるのは、ニッコンさんのシステム以外はありませんでした。

運営時のきめ細かな対応にも満足

――他にニッコンを選んだ理由はございますか。

山本様)点数や結果に関して、どういう論拠に基づいて計算されているかというご提案があったことも大きかったです。ストレスチェックに関しては厚生労働省のマニュアルがありますが、その内容も理解しないでプログラムだけを設計している業者さんも多いように感じました。しかし、ニッコンさんはその論拠となる論文まで踏み込んで設計されています。当社は製薬会社ですから常にエビデンスに則って仕事を進めていくという風土がございます。ですから、ストレスチェックの結果にしても、「これはどういう計算に基づいているのか」「平均より何ポイント下がると何%のリスクが増えるのか」などの質問が人事部に届きます。時に、私が回答に苦慮する際も、ニッコンさんから回答案をいただけましたし、決め細やかにサポートいただけたのはありがたかったです。

――実際にニッコンのシステムを使ってストレスチェックを行われて、いかがでしたか。

山本様)社員個々の受検や結果の自己確認を円滑に進めることができた上に、組織診断に関してはレベルアップできたように思います。当社の受検人数はグループ会社を含め全10社で約9000人、部署も700近くに及びます。そのすべての部署に組織診断結果をフィードバックしたのですが、『判定結果に基づき、各組織にてラインケアを考えてください』と一定に伝えることができたと考えています。700の組織診断の傾向によりコメントはどれひとつとっても同じものはなく、メンタルヘルスに関するマネジメントに使いやすいツールになっていると思っています。

――システムの運用面などでのニッコンの対応はいかがでしたか。

山本様)システムの運用に関しては、実はかなり細かな要望をお願いしました。診断結果の納品の仕方や帳票類のフォーマットの変更など、様々なことをお願いしましたし、おそらくかなり大変だったかと思いますが、いずれの要求に対してもしっかりお応えいただきましたし、スピーディに対応していただきました。その点でもとても満足していますし、感謝しています。

ベーシックな診断システムとして普及してほしい

――ストレスチェックの活用について、今後はどのようにお考えでしょう。

山本様)今後ストレスチェックの回数を重ね、情報が蓄積されていく内に当社としての独自の判断基準が生まれていくだろうと考えています。それを活用することで、どのような対策をとっていけばいいのかが明確になっていくのではないでしょうか。メンタル不調者は個別性が高く一律の対策は難しい面もありますが、共通化できる部分、個別対応する部分などを切り分けながら考えていければと思います。

――ニッコンに対して何がご要望はありますか。

山本様)次年度もいろいろとご無理を言う事もありますが、昨年度同様よろしくお願いできればと思っています。長期的にはニッコンさんのストレスチェックが、より多くの企業さんに導入され、ストレスチェックプログラムとしてベーシックなものになることを期待したいですね。業界別や職務別の判定結果の特殊性や、それに対する当社の判定結果の比較を行える可能性もありますし、ニッコンさんのシステムが広く普及することで、より精度も上がり、それが結果として日本全体の産業のメンタルヘルスへの貢献につながるのではないでしょうか。

お話を伺った方:
人事部 労政グループ 主査 山本 貴広 様
取材地:
第一三共株式会社 本社
公開日:
2017年3月21日(名称等は、公開当時のものです)

企業情報

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会社名 第一三共株式会社(英文:DAIICHI SANKYO COMPANY, LIMITED)
本社所在地 〒103-8426 東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号
設立 2005年9月28日
代表者 代表取締役社長 兼 CEO 中山 讓治
資本金 500億円
売上高 9,864億円 (2015年度実績)
事業内容 医療用医薬品の研究開発、製造、販売等
従業員 約16,000人 (第一三共グループ)
公式サイト http://www.daiichisankyo.co.jp/index.html

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