●ホテル・ブランドとホスピタリティ
ホテルのブランドは、そのホテル独自のホスピタリティ展開であり、お客様サービスの考え方であると共に、そこで働くホテリエのこだわりであると言えるでしょう。
私たちは日々お客様と接しており、その都度お客様から評価されています。その評価の蓄積がお客様の「好き」になり「ごひいき」となれば、ホテルのブランドは強くなります。
「ブランド力がある」とか「ブランドが弱い」というのは、単にお客様がそのホテルを知っているかという“記号”的な認知度の高低だけではありません。お客様がホテルの価値を理解しているか否かということであり、そのホテルの提供しているものが「好き」か「嫌いか」と言うことに他ならないのです。
だから「ブランド」の目標は、ホテルそのものやそのサービスを「好きになっていただく」ことに集約されます。好きになってくれるお客様が増えるということは、わが社の売上が増えるということなのですが、ホテルは一所懸命「お客様に嫌いになってもらう活動」を繰り返している場合があります。
貴ホテルは今現在利用してくださるお客様が見えているのでしょうか。ホテル・ブランドがお客様と企業を結ぶコミュニケーションツールとして機能しているのでしょうか。ホテリエがルーチン業務に追われ、手前勝手な理屈がまかり通っていないでしょうか。
ニッコンは今こそ、ブランドのあり方を見直し再構築するべきであると考えています。着眼点はホテルのスペックよりも、人から生まれるホスピタリティ。『心で感じて受け止め、心をこめて返す人と人の心のふれあい』をいかにマネジメントに落とし込むかを研究しています。 |