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eラーニング導入企業における満足度の差
この10年間で大手企業を中心に企業教育の現場でeラーニングが導入されるようになりました。導入が進む一方で、eラーニングに対する満足度は企業によりまちまちです。eラーニングを活用した教育プログラムを高く評価し、継続的に運用して満足度が高い企業もありますが、システム運用、コンテンツ開発の両面において導入・維持コストのわりに効果が感じられず「費用対効果がよくないのではないか」といった不満を持つなど、満足度の低い企業が多く見られます。
満足度の低い企業は、eラーニングは集合研修やOJTの代わりになるのではないかという漠然とした大きな期待を持ち、その期待の高さとは裏腹の結果が生じることへの不満が高いようです。
かたや満足度の高い企業では、eラーニングはそもそも集合研修やOJTの代わりにはなりえないことを前提に、eラーニングを活用して既存の集合研修やOJTの効果と効率性をどう高めるかを志向する傾向があります。この効果と効率性の変化が満足度に反映されるため、満足度が高くなるというわけです。
集合研修・OJTの効果を高めるためのeラーニング活用
長年、企業の教育活動をサポートしてきた弊社でも、eラーニングを集合研修やOJTの代替手段と位置づけるのは大変困難であると認識しています。教材コンテンツ内にインタラクティブな要素や動画を盛り込んだり、あるいはインターネット上で講師や他の受講者とコミュニケーションが取れる機能を設けたりすることで、ある程度、集合研修やOJTに近づけることはできますが、代替手段にはなりえません。そのような工夫を施せば施すほどコストが膨らむという問題も生じます。
では、効果的なeラーニング導入を実現するためには、どうしたらいいのでしょうか。今回の特集記事では、効果向上につながるeラーニングの活用方法を以下の3つの視点からご紹介します。
- 1.部分代替により研修コストを削減する(費用対効果の向上)
- 2.研修開始時のレベルのばらつきをなくす(質的効果の向上)
- 3.指導漏れをなくし、指導者の負担を軽減する(組織的人材育成の推進)
次のページでは、まず1つ目の「部分代替による研修コストの削減(費用対効果の向上)」について説明します。
次ページ:1.部分代替によるより研修コストを削減する


